商品開発で迷ったとき、鍵になるのは「誰をマネするか」という視点です

経営相談

多くの会社が、成功している大企業の「今のやり方」だけをマネしようとして失敗します。ところが、実際に成果を出している中小企業をじっくり観察してみると、彼らがマネしているのは“方法”ではなく“考え方”です。そして、参考にしている相手の選び方にも明確な基準があります。

ある地方製造業の会社は、ヒット商品の開発に成功しました。彼らが参考にしたのは、業界トップ企業の現在のノウハウではありませんでした。トップ企業が「まだ中小企業だった頃、どんな価値観で意思決定をしていたか」を徹底的に調べたのです。規模が近いほど、考え方は応用しやすいという冷静な判断でした。

また、ある小売業の会社は、国内ではなく海外の中堅企業の事例を研究していました。理由は「業界の常識に縛られない“発想の源泉”を取り入れたかったから」。やり方は違っても、顧客を見る視点や優先順位づけの考え方は、自社にもそのまま活かせると考えたのです。

さらに、異業種から学んだサービス業の会社もあります。まったく違う業界でも、顧客の不満をどう見立てるか、価値づくりの順番をどう設計するかといった“思考の型”は驚くほど共通しています。方法論はすぐにマネされて陳腐化しますが、考え方は環境を越えて生き続ける。ここに気づいた会社ほど、着実に成果を出していきます。

商品開発に行き詰まったときこそ、「誰のやり方ではなく、誰の“考え方”を借りるのか」。この視点が、あなたの会社の未来を大きく変えるはずです。

自社に合う「考え方のマネ先」を一緒に整理したい方はこちら


  • ビジネスコーチからの問い

ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。
▼ あなたの会社が今、一番参考にすべき「少し先を行く企業」はどこで、その企業の“どんな考え方”を取り入れると最も成果につながると思いますか?

[サムネールは ChatGPT で作成しました。]

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この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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