ニュースレター【月刊シャキっと】

経営者の皆様、毎月の経営課題に直面して、あたらしい視点や活力が必要ではありませんか?

このニュースレターでは、ビジネスマインドをリセットし、リーダーシップを磨くためのインスピレーションと洞察をお届けします。

あなたのビジネスに「そう言われてみれば、そのとおり」という気づきと解決策を提供し、日々の挑戦に新しい光を当てます。

毎月1回の発行で、忙しいあなたの時間を大切にします。いつでも簡単に解除できますので、気軽にご登録ください。

※登録は、下の枠にメールアドレスを入力し、「登録する」をクリック。





ニュースレターの例です。

今月の【シャキっと】
◆人間万事塞翁が馬

昔、中国の北方に胡という大変荒々しい民族が
いて、胡の地と国境のとりでの近くに占いの
上手な老人が住んでいました。

あるとき、どうしたことか老人が飼っていた馬
が、とりでを越えて胡の国に逃げてしまった。

近所の人びとが「えらいことになりましたな、
お気の毒に」と慰めてくれたが、
老人は悲しそうな様子もなくいわれた。
「なあに、そのうちきっと、
いいやつをつれてやってくるさ」といった。

老人がいったとおり、まもなく逃げた馬が、
胡の名馬をひきつれて帰ってきたのです。

「よかったなァ、爺さん」。
さっそく人びとが、お祝いにかけつけたが、
老人はうれしそうな顔も見せずに、
「いやいや、いつまた良くないことが
起きるかもしれない」と答えた。

ある日、老人の息子が落馬して股の骨を
折ってしまい、不自由な息子を
気の毒がる人びとに、老人はまた平然といわれた。

「悲しむことはない。そのうちきっと幸せが
訪れてくるだろうよ」。

あくる年、胡人の大軍が攻め込んできた。
召集された村の若者たちは、弓や槍で戦ったが、
十人中九人までもが死んでしまった。
ところが老人の息子は、骨折していたために
兵役をまぬがれ、父子とも無事でした。

「人間万事塞翁が馬」とは、人間が生きていく
上での幸、不幸は予測できないから、
悪いことがあっても悲しんでばかりいては
いけない、といういましめとして
使われるようになった。

人は次から次と湧いてくる問題を
自分の力で解決しようと思うから
耐えられなくなる。

老人のように、物事にさからわず、
すべてを天に託し、一つ一つ、できるものから
片づけていくことだし、
片づかなければ放っておくことです。

災難は幸運を招くものであったと、
あとで分かってくるでしょう。

(大本の師の言葉より引用)

=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=

昨年から今年にかけて仕事量が減って、
一時はどうなることかと恐怖しました。
いま出来ることに取り組み、周りの方々に
助けられて今年も何とか乗り切れました。

「災難は幸運を招くものであった」
ピンチだからと思考をストップするのでなく、
できることから取り組むことの大切さを
体で覚えました。

2021年12月発行のニュースレターより