その「めんどうな仕事」、安請け合いになっていませんか?

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「ニーズが細分化している今、お客様の細かな要望に応えることが価値になる」
「あえて『〇〇専門』と絞り込み、他社が嫌がるような『めんどうな仕事』を仕組み化する」

まさにその通りだと思います。
ライバルが「面倒だ」とやりたがらないことこそ、私たち中小企業が築くべき、最強の参入障壁(マネ防止策)です。

しかし、この素晴らしい戦略を実行しているにもかかわらず、多くの経営者が陥ってしまう「痛恨のミス」があります。
私自身、会社を潰す前、まさにこの罠にハマってしまいました。

それは、「めんどうな仕事」を、ほとんど「無料」で、あるいは「安いままの価格」で引き受けてしまうことです。

当時の私は、「お客様のために」という一心で、他社がやらない細かな対応を必死でやっていました。
「〇〇専門」と名乗り、ありとあらゆる「めんどうなこと」を引き受けました。
ライバルは確かに真似しませんでした。いや、「あんなの儲からないから、真似できない」が正解だったのです。

私は、「めんどうなこと」という「価値」を提供していることに気づかず、それを「価格」にまったく反映させていなかったのです。

社員たちは、日々増えていく「めんどうな作業」に疲弊していました。
会社には、その「めんどう」に見合う利益がまったく残らない。
私は、社員の頑張りに報いることもできず、ただただ「面倒なことを安請け合いする会社」を作り上げてしまっていたのです。

手痛い失敗を経て、私は学びました。

「めんどうな仕事」は、ボランティアではありません。
それこそが、お客様が本当に求めている「価値」そのものです。
そして、その「価値」には、必ず「見合った価格」が伴わなければなりません。

もし、ライバルが真似できないほどの「めんどうな仕組み」をあなたがすでに持っているのなら、それは宝の山です。
あとは、その「めんどう」という名の「価値」に対して、堂々と「適正な値札(値上げ)」をつける勇気を持つこと。

それこそが、「めんどうな仕事」を「儲かる仕組み」に変え、社員を守る経営を実現する、たった一つの道なのです。

あなたの会社の「めんどうな仕事」、安請け合いで疲弊していませんか?


ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。

▼ あなたが「価値」だと信じて行っている「めんどうな仕事」に、社員の頑張りに見合う「価格」はついていますか?

[サムネールは ChatGPT で作成しました。]

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この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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