「ニーズが細分化している今、お客様の細かな要望に応えることが価値になる」
「あえて『〇〇専門』と絞り込み、他社が嫌がるような『めんどうな仕事』を仕組み化する」
まさにその通りだと思います。
ライバルが「面倒だ」とやりたがらないことこそ、私たち中小企業が築くべき、最強の参入障壁(マネ防止策)です。
しかし、この素晴らしい戦略を実行しているにもかかわらず、多くの経営者が陥ってしまう「痛恨のミス」があります。
私自身、会社を潰す前、まさにこの罠にハマってしまいました。
それは、「めんどうな仕事」を、ほとんど「無料」で、あるいは「安いままの価格」で引き受けてしまうことです。
当時の私は、「お客様のために」という一心で、他社がやらない細かな対応を必死でやっていました。
「〇〇専門」と名乗り、ありとあらゆる「めんどうなこと」を引き受けました。
ライバルは確かに真似しませんでした。いや、「あんなの儲からないから、真似できない」が正解だったのです。
私は、「めんどうなこと」という「価値」を提供していることに気づかず、それを「価格」にまったく反映させていなかったのです。
社員たちは、日々増えていく「めんどうな作業」に疲弊していました。
会社には、その「めんどう」に見合う利益がまったく残らない。
私は、社員の頑張りに報いることもできず、ただただ「面倒なことを安請け合いする会社」を作り上げてしまっていたのです。
手痛い失敗を経て、私は学びました。
「めんどうな仕事」は、ボランティアではありません。
それこそが、お客様が本当に求めている「価値」そのものです。
そして、その「価値」には、必ず「見合った価格」が伴わなければなりません。
もし、ライバルが真似できないほどの「めんどうな仕組み」をあなたがすでに持っているのなら、それは宝の山です。
あとは、その「めんどう」という名の「価値」に対して、堂々と「適正な値札(値上げ)」をつける勇気を持つこと。
それこそが、「めんどうな仕事」を「儲かる仕組み」に変え、社員を守る経営を実現する、たった一つの道なのです。
あなたの会社の「めんどうな仕事」、安請け合いで疲弊していませんか?
ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。
▼ あなたが「価値」だと信じて行っている「めんどうな仕事」に、社員の頑張りに見合う「価格」はついていますか?
[サムネールは ChatGPT で作成しました。]
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