今日は起業相談ということで、ある方とさまざまな話をさせていただきました。その方は、以前も一人で事業をされていたようで、コロナの影響で一度休止されていたのですが、コロナ明けというビジネスチャンスを見て、再チャレンジを決意されたとのことです。
相談内容は創業に関するもので、特に営業活動や販売促進について、どのようにお客さんを見つけるかという点で大いに悩んでいらっしゃいました。今日は約2時間、その相談を受けさせていただきました。
私自身のアプローチはコーチングです。つまり、教えるというよりは、私自身の起業の経験を交え、こうしたらいいのではないか、ああしたらいいのではないかというアドバイスをお伝えしました。
その中でも一番大事だったのは、その方自身が以前の事業からのお客さんとまだつながりがあるということでした。これは非常に大きなメリットです。創業して一番大変なのはお客さんを見つけることです。新規でお客さんを開発、開拓するのは非常に大変です。
たとえば、チラシを1万枚配って反応する人が7人、8人で、その中で実際に購入する人が1人か2人だとします。これは新規のお客さんを探すのがどれほど大変かを示しています。
それに対して、既存のお客さんを深掘りし、Aという商品を購入してもらったら次にBという商品を買ってもらうとか、信頼関係が築けたお客様に他のお客様を紹介してもらうなど、広がりがあるのです。
そのため、既存のお客さんにまずは挨拶に行き、自己紹介のシートと商品のチラシを持っていくことを提案しました。そしてできれば、知り合いを紹介してもらえるようお願いすることで、人脈をどんどん作っていくことを勧めました。
彼はこのアドバイスを非常に納得され、2時間の相談がとても有意義だったと言っていただきました。相談を受け、喜んでいただいただくと、私自身もとても嬉しいです。それがやりがいを感じる仕事だからです。
資金関連については彼が商工会議所の方に相談しており、政策金融公庫さんへの申し込みをしているとのことでしたので、特に私からのアドバイスは必要ありませんでした。彼が提出した申込書も見せていただきましたが、内容が適切だと感じました。
創業しようとする方と話をすると、私自身も元気をもらえます。それがとても嬉しいことです。