事業の本質を問う3つの質問

社長専門コーチング

はじめに

「このまま事業を続けていて良いのだろうか?」

誰しも一度は頭をよぎる疑問ではないでしょうか。日々の業務に追われ、気づけば惰性で事業を継続している。そんな経営者の姿を、私は自身の経験からも痛感しています。

経営コンサルタントの大家ピーター・ドラッカー先生は、事業の本質を問う3つのシンプルな質問を私たちに残しました。この質問は、複雑な経営判断の核心を突く、まさに「虎の巻」というべき指針です。

事業を問い直す3つの本質的な問い

1. 新規参入の判断基準

「もし、現在の事業をやっていないとして、新たに取り組むか?」

この質問は、現在の事業の価値を客観的に評価する機会を与えてくれます。市場の魅力度、自社の強み、将来性など、すべての要素を白紙の状態から検討することで、事業の本質的な価値が見えてきます。

2. 撤退のタイミング

「もしも『やらない』なら、いつ止めるか」

継続すべきでないと判断した事業を、いつまでも引きずることは経営資源の無駄遣いです。私自身、この質問を定期的に投げかけることで、惰性で続けていた業務を特定し、整理することができました。

3. 継続の本質的理由

「止められないなら、続ける理由は何か?」

単なる惰性や感情的な理由ではない、本質的な継続理由を明確にすることで、事業の強みや独自性が浮き彫りになります。

実践:定期的な振り返りの方法

私の場合、年に数回、この3つの質問に基づいて全ての業務を見直しています。具体的な手順は以下の通りです:

  1. 全ての業務をリストアップ
  2. 各業務に対して1つ目の質問を投げかける
  3. 継続するなら改善できないか考える。
  4. 継続の必要性を感じないなら、2つ目、3つ目の質問を投げかける。
  5. 終了する実行計画を考える。

この振り返りによって、「これ、やらなくていいんじゃないか」という業務が明確になり、経営資源の最適な配分が可能になります。

振り返りで得られる効果

  • 重点項目の明確化
  • 惰性業務の特定と排除
  • 経営資源の最適配分
  • 事業の方向性の再確認
  • イノベーションの機会発見

まとめ:定期的な振り返りのすすめ

シンプルな問いかけこそが、時として事業の本質を照らし出します。私は、この3つの質問を定期的に自身に投げかけることで、事業の軌道修正をしてきました。

あなたも今日から、この3つの質問を定期的な振り返りの指針として活用してみませんか?まずは、手元の業務リストを用意し、静かに自問自答してみることから始めましょう。

ただし、一人で客観的な判断を下すのは難しいものです。私自身も、時として惰性や感情が判断を曇らせることを経験してきました。そんな時は、第三者の視点を取り入れることで、より的確な判断ができるようになります。

経営の本質を見極めるお手伝いをさせていただく「経営参謀サービス」では、これらの質問を軸とした事業分析と、具体的な改善施策の策定をサポートしています。一人で悩まずに、ぜひ専門家の視点も取り入れてみませんか?

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*サムネールは Adobe Firefly で作成しました。

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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