危機にあたってはトップが先頭に立つ

危機にあたってはトップが先頭に立つ 経営相談

以前勤めていた会社が経営危機に見舞われた時の話しです。

私は経理係ということもあり

「経営改善計画」「収支計画」「資金繰り表」

などを作成してました。

銀行に提出するその日、社長は外せない所用があり、私1人で銀行に行くことに。

銀行では担当者さんと上司の二人で対応してくれましたが、

応接に通されたとき、担当者さんから

「社長さんはどうされましたか」

と言われました。

経営危機なのに、社長はどうして来ないのか?

そのように銀行の担当者さんは思ったのです。

私は慌てて、また出直してきますと早々に銀行を後にしました。

素晴らしい経営改善計画を作っても、

社長自ら銀行に説明しなければ、

説得力がなければ、納得もしてもらえません。

「銀行で、なにを言われるかわからないから行きたくない」

「質問にうまく答えられるか、不安で仕方ない」

と訴える社長さんもおられます。

ですが、社長さん自ら経営危機に立ち向かっていく姿勢を示さないと、

銀行は協力してくれません。

従業員さん、取引先も同じですね。

社長が他人事のように

「まかせたぞ」

では、沈みかけた船から逃亡するのが関の山です。

危機にあたってはトップが先頭に立つ、

これは洋の東西、時代を問わず求められることです。

私は「銀行が支援したくなる会社」を作るお手伝いをしています。

銀行と上手にお付き合いすることで、危機的状況の時にこそ支援してくれます。

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

・経営の迷いを解消する経営参謀サービス:経営戦略、人事、財務の3つの柱であなたのビジネスをサポートします。
・美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影が趣味です。
・このブログでは、ビジネスの知見や実践的なヒント、ビジネスのトレンドについて共有し、札幌や北海道のビジネス界に微力ながら貢献したいと思います。どうぞ、お付き合いください。

大本 佳典をフォローする
経営相談
大本 佳典をフォローする