札幌の街角で、あの白いスーツを着て微笑むカーネル・サンダース像を見かけるたびに、私は胸の奥が少し熱くなるのを禁じ得ません。
ケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダース。
彼の人生を知れば知るほど、私が「専務」として経営に携わり、すべてを失い絶望の底にいたあの日々と重なって見えるのです。
彼は65歳で無一文になりました 。
30代から丹精込めて育ててきたレストランを、新しい高速道路の開通という、自分ではどうしようもない時代の流れによって失ったのです。
手元に残ったのは、わずかな年金と、10年かけて磨き上げた「11種類のスパイスのレシピ」だけでした 。
普通なら、そこで「人生の終わり」を悟るでしょう。
しかし、彼はそこから、圧力鍋とスパイスを車に積み込み、車中泊をしながら全米を駆け回る旅に出ました。
「1,009回」。
これが何の数字か、日々戦っている経営者のあなたなら、その重みが痛いほどわかるはずです。
彼が飛び込み営業でレシピを断られた回数です。
「いらない」「帰れ」「そんなの売れるわけがない」。
1,009回の拒絶。それでも彼は足を止めませんでした。
私も、専務として会社を倒産させてしまったあの時、本当に何もかもが消えたと思いました。
通帳の数字も、世間体も、自信も、文字通りゼロになりました。
しかし、泥水をすするような再起の日々の中で、ようやく掴み取った揺るぎない確信があります。
「失敗には必ず明確な理由があり、致命的な地雷さえ踏まなければ、経営はどうにかなる」
当時の私には、その地雷が見えていませんでした。
見えない地雷を自ら踏み抜いて、自滅していった。
その痛すぎる経験があるからこそ、今の私は、目の前の経営者が今どこに立っていて、どの方向に地雷が埋まっているかが、手に取るようにわかるのです。
カーネルにとっての「レシピ」が、私にとっては「失敗の法則と、地雷の避け方」という名の武器になりました。
今のあなたは、いかがでしょうか。
もし今、あなたが何かの壁にぶつかり、「もう遅すぎるのではないか」「自分には何も残っていない」と暗闇の中にいるのなら、どうか思い出してください。
あなたがこれまで必死に守り、磨き続けてきた「こだわり」や「技術」、あるいは「お客様への想い」。
それこそが、誰にも奪えないあなただけの「秘伝のレシピ」です。
年齢も、今の資金状況も、実は本質的な問題ではありません。
大切なのは、そのレシピを信じ、地雷を避けながら、もう一歩だけ前に踏み出す勇気があるかどうかです。
1,010回目に、運命を変える出会いが待っているかもしれない。
その一歩を、私は北海道の地で、あなたの「経営参謀」として隣で一緒に歩んでいきたいと心から願っています。
「七転び八起き」。
私たちの人生は、いつだって、ここからが始まりなのです。
「もう一度、ここから立て直したい」と願うあなたの経営参謀になります
ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。
▼ あなたがこれまでの経営で踏んできた「地雷」は、あなたにどんな教訓を教えてくれましたか?
[サムネールは ChatGPT で作成しました。]
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