その「我慢」が命取りになる前に

社長専門コーチング

「4ヶ月」あれば、会社は必ず立て直せます資金繰りが苦しくなったり、業績が急激に落ち込んだりしたとき、経営者はつい「もう打つ手がない」「万策尽きた」と思い詰めてしまいがちです。

しかし、中小企業経営の神様と呼ばれた故・一倉定(いちくら さだむ)先生は、生前、このような力強い言葉を残されています。

「どんな会社でも、4ヶ月の猶予があれば立て直せる」

これは決して精神論ではありません。
4ヶ月という時間があれば、不採算部門の整理、経費の大胆なカット、あるいは金融機関へのリスケジュールの交渉など、会社を守るための「止血処置」を行い、次の収益を作る準備を整えることができるからです。

逆に言えば、どんなに優秀なコンサルタントがついたとしても、明日現金が尽きる会社を救うことは極めて困難です。
会社の生死を分けるのは、能力の差ではなく、「残された時間の差」なのです。

私が現場で見ていて一番もどかしいのは、多くの真面目な経営者ほど、ギリギリまで一人で我慢してしまうことです。
「社員に心配をかけたくない」「銀行に知られたら融資を引き揚げられるかもしれない」「経営者として恥ずかしい」
そんな責任感が邪魔をして、誰にも相談せず、貴重な「4ヶ月」をただ悩むことだけで消費してしまうのです。

もし今、少しでも「先行きが不安だ」と感じているなら、どうか我慢しないでください。
専門家でなくても構いません。あなたの周りにいる「良き人」や、信頼できる「身近な人」に、勇気を出して現状を話してみてください。

口に出すことで現状が整理され、客観的なアドバイスをもらうことで、「まだ4ヶ月ある、まだやれる」と気づくことができるはずです。

早期の相談は、弱音ではありません。会社と社員を守るための、立派な危機管理です。
時間が味方についているうちに、最初の一歩を踏み出しましょう。

「4ヶ月の猶予」を無駄にせず、今すぐ再建の一手を打ちたい経営者はこちら


  • ビジネスコーチからの問い

ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。
▼ 「もう少し自分でなんとかしてみよう」と先送りにしている悩みについて、もし今日、信頼できる誰かに相談したとしたら、最悪の未来はどう変わりそうですか?

[サムネールは ChatGPT で作成しました。]

#経営参謀サービス #ビジネスコーチ #エグゼグティブコーチング #経営者 #社長 #経営再建 #一倉定 #資金繰り #経営危機 #事業再生 #中小企業 #会社経営 #リスク管理 #黒字化 #悩み相談

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

大本 佳典をフォローする
社長専門コーチング
大本 佳典をフォローする