「そのアイデア、うちでも使えませんか?」

経営相談

「他社の成功をマネするなんて、プライドが許さない」
「やはり、商品開発はオリジナリティが命だ」

そうお考えになる経営者の方の気持ち、私もよくわかります。かつての私も、「自分だけのアイデア」にこだわりすぎて、空回りしていた時期がありましたから。

しかし、リソースの限られる私たち中小企業にとって、「ゼロからイチを生み出す」ことだけに固執するのは、本当にもったいないことかもしれません。

もっとも生産性が高い「CKP」という考え方

私が経営のご相談を受ける中で、実は「もっとも生産性が高い」方法の一つとしてお伝えしているのが、他社の成功事例を上手に「マネする」ことです。

とはいえ、そっくりそのままマネしたり、一部をマネしたりすることには、心理的な抵抗がありますよね。

そこで私は、あえて(冗談めかして)こう言っています。
「CKPでいきましょう」と。
これは、「ちょっと変えてパクる」の頭文字をとったものです。

決して、そのまま盗用するわけではありません。
他社が時間とお金をかけて見つけ出した「成功の型」や「お客様が喜ぶポイント」を、敬意を持って学び、自社流に「ちょっと変えて」取り入れさせていただくのです。

「マネ」から「効率」が生まれる

なぜ他社の成功事例に注目するのか。
答えはシンプルで、その方が圧倒的に効率があがるからです。

車輪の再発明をする必要はありません。すでに市場で「うまくいく」と証明された方法があるなら、それを活用しない手はありません。
大切なのは、他社の成功事例を徹底的に分析し、「なぜ、それはうまくいっているのか?」という本質を抜き出すこと。

そして、その本質を、自社のお客様や、自社の強み(技術やノウハウ)に合わせて「どう変えるか?」を考えること。
この「ちょっと変える」部分にこそ、あなたの会社のオリジナリティが宿るのです。

プライドを優先してゼロから失敗を繰り返すよりも、他社の成功に学んで素早く結果を出す。
それもまた、経営者としての大切な「戦略」だと、私は考えています。

他社の成功事例を「CKP」する具体的なヒントが欲しい時、「社長110番」で壁打ちしてみる


ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。

▼ あなたが今、ひそかに「やられた!上手いな」と感じている競合他社の商品やサービスはありますか? その「上手さ」の本質は何だと思いますか?

[サムネールは ChatGPT で作成しました。]

#経営参謀サービス #ビジネスコーチ #エグゼグティブコーチング #CKP #ちょっと変えてパクる #他社事例 #成功事例 #マネする技術 #効率化 #生産性向上 #中小企業経営者 #経営者 #社長 #起業家 #アイデアの出し方

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

大本 佳典をフォローする
経営相談
大本 佳典をフォローする