「ゼロから何かを生み出さないといけない」
「革新的なアイデアがなければ、新商品は作れない」
新商品開発というと、私たちはつい、このように難しく考えてしまいがちです。
もちろん、それができるに越したことはありません。
しかし、私たち中小企業にとって、もっと身近で、確実な「新商品のヒント」が、すぐ足元にあることを見逃してはいないでしょうか。
それは「既存の商品の、新しい用途を開発する」という視点です。
私自身、この視点がまったくありませんでした。
「新しいもの=ゼロから作るもの」と固執し、ライバルがやっていない目新しいサービスばかりを追いかけていました。
当然、開発には時間もコストもかかります。そして、それが売れる保証もない。
結果として、大きなリスクを背負い込み、会社を危険に晒してしまいました。
大きな挫折を経て、私は学びました。
本当の「新商品」とは、必ずしも「新しいモノ」である必要はないのです。
今ある商品が、お客様の「別の問題」を解決できると気づいた瞬間。
今あるサービスが、特定の業界向けに少しやり方を変えるだけで、圧倒的な価値を発揮すると分かった瞬間。
それこそが、「新しい商品」が生まれた瞬間です。
しかし、ここで多くの経営者が、かつての私と同じ「もう一つの過ち」を犯してしまいます。
それは、せっかく見つけたその「新しい価値(=新用途)」に対して、「古い価格」のまま、あるいは「ついでサービス」として安く提供してしまうことです。
「もともとある商品だから」
「少しやり方を変えただけだから」
そう言って、その「新しい価値」に見合った「適正な価格」をつけない。
むしろ、値上げのチャンスであるにもかかわらず、です。
「新しい用途」は、お客様にとっては「新しい解決策」です。
それは、立派な「新しい商品」に他なりません。
ゼロから開発するリスクを取らない代わりに、今ある価値を見つめ直す。
そして、見つけた「新しい価値」には、堂々と「新しい値札(適正価格)」をつける勇気を持つこと。
それこそが、私たち中小企業が取るべき、最も賢明で、社員を守ることにもつながる新商品開発の姿だと、私は信じています。
今ある商品の価値を見直し、「適正な利益」に変える。その戦略を一緒に考えませんか?
ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。
▼ あなたの会社には、お客様に「新しい価値」を提供しているのに、「古い価格」のまま放置されている商品やサービスはありませんか?
[サムネールは ChatGPT で作成しました。]
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