独立コンサルタントの営業術:自分流は失敗と試行錯誤から見つけた

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12年前、私は独立コンサルタントとして第一歩を踏み出しました。オフィスの椅子に座り、パソコンの画面を見つめながら、「これからどうやってお客様を見つければいいのだろう」という不安で胸が締め付けられたことを、今でも鮮明に覚えています。

当時は、まさに試行錯誤の連続でした。今回は、その道のりで学んだ実践的な営業手法について、失敗談も含めて包み隠さずお伝えしたいと思います。

最初のつまずき:自主開催セミナーで失敗

独立して間もない頃、私は「セミナーと懇親会で人脈を作れば、自然と仕事は来るはずだ」と考えていました。2-3ヶ月に1回のペースで勉強会を開催し、毎回入念な準備を重ねました。

しかし、現実は厳しいものでした。

参加者は毎回5、6名くらい。それも知人が中心で、新規の受講者獲得にはほとんどつながりませんでした。時間とエネルギーを費やすばかりで、成果が出ない日々が続きました。

転換点:気づきが道を開く

ある日、先輩コンサルとの何気ない会話が、私の考え方を大きく変えました。

「自主開催セミナーも良いけど、まずは経済団体でセミナー講師をやってみたら?」

この言葉が、私の目を覚ましてくれました。それまでの私は、「自分の知識や経験を売り込まなければ」という思い込みに、とらわれていたのです。

実践への転換

この気づきを機に、私は戦略を大きく転換しました。

1. 直接訪問で関係性を構築

地域の経済団体を一つひとつ訪問し始めました。最初は緊張でドアをノックする手が震えることもありました。しかし、「売り込む」のではなく、「お話を伺う」という姿勢に徹することで、少しずつ心を開いていただけるようになりました。

2. 丁寧なフォローアップの実践

訪問後は必ず手書きのお礼はがきを送りました。面談での会話を具体的に振り返り、相手の課題に対する私なりの考えも添えました。また、月1回のニュースレターでは、経営に関する情報と共に、私自身の活動や学びも率直にお伝えしました。

3. 継続的な関係性の構築

この地道な活動を1年ほど続けると、少しずつ変化が現れ始めました。

「このテーマで集団研修をお願いできないでしょうか」
「経営計画の策定をサポートしてほしい」

そんな声をいただけるようになったのです。

安定への具体的ステップ

私の経験から、独立コンサルタントとして安定するための具体的なステップをお伝えします:

1.ターゲットを明確に

    • 地域の経済団体をリストアップ
    • 重点的にアプローチする地域を選定

    2.傾聴の姿勢を徹底

      • 相手の課題やニーズを聴き出す
      • 質問力を高めるための訓練

      3.継続的なフォローアップ体制の構築

        • お礼ハガキを継続して出す
        • ニュースレターの企画立案

        まとめ:一歩を踏み出す勇気

        独立して12年。振り返れば、失敗も挫折も数えきれないほどありました。しかし、それらの経験が今の私を作ってくれたのだと確信しています。

        あなたも今、不安や戸惑いを感じているかもしれません。でも、大丈夫です。完璧な準備ができてからでなくても、まずは一歩を踏み出すことから始めればいいのです。

        きっと、その先には新しい可能性が広がっているはずです。

        【実践のためのチェックリスト】

        □ お礼ハガキのテンプレートを作成する
        □ ニュースレターの構成案を作成する
        □ 向こう3ヶ月の営業活動の計画を立案する

        追伸:失敗を恐れないために

        最後に、私の経験から得た大切な気づきをお伝えさせてください。

        独立当初、私は「失敗したらどうしよう」という不安に押しつぶされそうになっていました。しかし、実際に行動を始めてみると、意外な発見がありました。

        「失敗」と思っていたことが、実は貴重な学びの機会だったのです。例えば、セミナーの参加者が少なかった経験は、後に「戦略変更の重要性」に気づくきっかけとなりました。

        ビジネスの世界では、完璧な準備などありません。むしろ、試行錯誤の過程こそが、私たちを成長させてくれるのです。

        あなたへのメッセージ

        独立コンサルタントとしての道のりは、決して平坦ではありません。しかし、だからこそやりがいがあり、成長できる機会に満ちています。

        今日から、以下の3つを意識して行動してみてください:

        1. 小さな一歩から始める
        2. 失敗を学びの機会と捉える
        3. 関係構築に時間をかける

        そして、何か困ったことがあれば、この記事を思い出してください。あなたは決して一人ではありません。多くの先輩たちが、似た道を歩み、乗り越えてきたのです。

        私も12年前、不安と期待が入り混じった気持ちで一歩を踏み出しました。その一歩が、今の私につながっています。

        あなたの新しい一歩が、素晴らしい未来への扉を開くことを、心から願っています。

        この記事を読んで、さらに詳しく知りたいことがある方は、遠慮なくコメント欄やメールで【お問い合わせ】ください。私の経験が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

        共に学び、共に成長していきましょう。

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        この記事を書いた人
        おおもと経営オフィス 代表
        大本 佳典

        大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
        おおもと経営オフィス 代表
        1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
        [経歴と実績]
        経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
        北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
        [趣味]
        美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
        北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
        [ブログについて]
        経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
        失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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