職人気質には、良いところと悪いところがあります。
専門性を高めることで、技能や仕事の品質を向上させ、モチベーションを高めることができます。
しかし、専門化が進むと、技能や知識の向上や修得が目的になってしまい、企業や事業の目的を見失うことがあります。
大企業ほど、役割分担が明確になっており、専門化が進みやすいため、この傾向が強くなることがあります。
たとえば、技術の高さを売りにしている企業は、その技術でどのような貢献をするのかを明確にしていないことがあります。
これは、マーケティングの欠如であり、プロダクトアウトの発想といえます。
職人気質を持つ人たちは、自分たちがどのように企業や顧客に貢献できるかを常に考え、自分の専門分野を活かして、目標達成に向けた努力をすることが大切です。