会社の将来に言いようのない不安を感じ、孤独の中で戦っている経営者の方へ。私自身の倒産経験から見つけ出した、どんな逆境でも前に進むための「たった一つの指針についてお話しします。このラジオが、あなたの心を少しでも軽くするきっかけになれば幸いです。
「このままで、本当に大丈夫なのだろうか…」
深夜、たった一人で事務所のデスクに向かっていると、得体の知れない不安に襲われる。経営者であれば、そんな経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。
周りからは順調そうに見えても、その心の中は、誰にも言えないプレッシャーや孤独との戦い。売上のこと、資金繰りのこと、そして何より、社員とその家族の生活のこと…。社長という立場は、考えるべきことが本当に山のようにあります。
家族には心配をかけたくない。
社員には、もちろん弱みなんて見せられない。
この、誰にも打ち明けられない重圧こそが、不安の正体であり、多くの経営者が抱える『孤独』なのだと、私は思うのです。
すべてを失った「どん底」で、たった一つだけ残ったもの
何を隠そう、この私自身が、その孤独と絶望のど真ん中にいた人間だからです。
忘れもしません、2011年のことでした。私が経営に携わっていた会社が、倒産しました。守りたかったはずの社員たちの生活も、お客様と築き上げてきた信頼も、すべてが音を立てて崩れていく。
あの時の無力感は、今でもこの胸に突き刺さっています。「どん底」なんて言葉では、とても足りないほどの現実でした。
銀行の口座からはお金が消え、昨日まで「専務」と呼んでくれていた人たちからの信用もなくなる。私の手元には、文字通り、何も残りませんでした。
…いや、たった一つだけ。
すべてを失った灰の中から、一つだけ、どうしても消えずに残っていたものがあったのです。
それは、「人を大切にする経営をしなければ、会社は必ず潰れる」という、あまりにも痛い、教訓でした。
不安という嵐を乗り越える『コンパス』
倒産してから、アルバイトで何とか食いつなぐ毎日の中で、私は何度も自分に問い続けました。「なぜ、あんなことになってしまったんだろう」「自分に、一体何が足りなかったんだろう」と。
その答えを探す中で、ぼんやりと見えてきたのが、自分なりの『強い想い』でした。
それは、「社員を大切にしながら、きちんと利益も出す。そんな、当たり前だけど一番難しい経営を、私は追求したいんだ」という、腹の底からの想いです。
もちろん、ビジネスですから、テクニックや戦略は重要です。しかし、事業という名の航海で、コンパスの役割を果たす『強い想い』がなければ、私たちは不安という嵐の中で、あっという間に道を見失ってしまいます。
どんなに苦しい状況でも、この『強い想い』という名の指針さえ見失わなければ、人は何度でも立ち上がれる。私は、自らの七転び八起きの経験を通して、そのことを確信しています。
その不安を、小さな『行動』に変えてみませんか?
もし、今あなたが、会社の経営に不安を感じて眠れない夜を過ごしているのなら、そのエネルギーを、ほんの少しだけ『行動』に変えてみませんか。
何も、大それたことじゃなくていいんです。
- あなたご自身の『強い想い』を、改めて言葉にしてみる。
- どんな会社にしたかったんだっけ?
- 誰を、幸せにしたかったんだっけ?
- それを、ただ紙に書き出してみる。
それだけでも、ぼんやりとしていた進むべき道が、少しだけクリアになるはずです。
そして、できればその想いを、誰か信頼できる人に話してみてください。もちろん、私のような専門家を頼っていただくのも、一つの手です。一人で抱え込んできたものを言葉にするだけで、肩の荷がふっと軽くなるのを感じられると思いますよ。
不安というのは、立ち止まっているからこそ、どんどん大きく見えてしまうものです。
あなたの『経営参謀』として、その小さな、でも確実な一歩を、私が全力で後押しします。大丈夫、一緒に未来への地図を描いていきましょう。
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