皆さん、こんにちは。今回は「人間万事塞翁が馬」という考え方について、私の経験を交えてお話ししたいと思います。
「人間万事塞翁が馬」とは
「人間万事塞翁が馬」という言葉をご存知でしょうか。これは、一見悪いことのように見えても、それが後で良い結果をもたらすことがある、逆に良いことだと思っても、後で災いとなることがある、という意味です。人生の出来事は、その時点では良いか悪いか判断できないことが多いのです。
私の経験:タクシー会社の倒産から再起へ
この言葉の意味を、私は身をもって経験しました。以前、経営陣として携わっていたタクシー会社が倒産してしまったのです。当時は、これで人生が終わったかのように感じました。しかし、振り返ってみると、この出来事が私の人生を大きく変える転機となったのです。
倒産後、周囲の方々の支えもあり、私は経営コンサルタントとして独立することを決意しました。タクシー会社での失敗経験が、他の企業にとって貴重な教訓になると考えたのです。
逆境が導いた新たな道
独立当初は苦労の連続でしたが、一つ一つの仕事に真摯に向き合う中で、少しずつ状況が好転していきました。タクシー会社での挫折があったからこそ、クライアントの痛みがわかる。失敗の恐ろしさを知っているからこそ、より慎重に、そして大胆に戦略を立てられる。
まさに「人間万事塞翁が馬」です。一見すると最悪の出来事だった会社の倒産が、結果的に私に新たな道と成長の機会をもたらしたのです。
挫折を恐れずに前へ
独立して間もない皆さん。不安や困難は避けられません。しかし、それらを恐れる必要はありません。むしろ、そういった経験こそが、皆さんを成長させ、より強くしてくれるのです。今は辛くても、それが将来の大きなチャンスにつながるかもしれません。挫折を恐れず、前を向いて歩み続けてください。