[VLOG] 札幌 → 北見市留辺蘂町 経営相談 顧客視点で考える:ビジネスの持続的安定への道筋

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北見市留辺蘂町への出張と商工会議所での相談活動

昨日、私は北見市にある留辺蘂(るべしべ)町へ出張に行ってきました。この地域は北海道の東部に位置し、豊かな自然と温泉地で知られています。留辺蘂町は、北見市の一部でありながら、その独自の歴史と風情を持った小さな町です。町に入ると、広がる青い空と豊かな森林が迎えてくれるこの場所は、都会の喧騒を離れてリラックスできる素晴らしい場所です。私はこの町に来る度に、そのゆったりとした空気と温かな人々に癒されるのを感じます。

出張の目的は、商工会議所が主催する経営相談の一環として、地元の企業や個人事業主の方々の相談に乗ることでした。商工会議所は地域の中小企業を支援する役割を担っており、経営に関するさまざまな問題や課題に対して、適切なアドバイスを提供する場を設けています。私の役割は、相談員としてこれらの事業者の方々が抱える課題に対して解決策を提案することです。普段からお世話になっている商工会議所の方々とも再会し、和やかな雰囲気の中で一日をスタートさせました。

6社の相談内容とアドバイス

この日は、朝10時から夕方まで、計6社の方々との面談を行いました。どの会社さんもそれぞれ異なる業種や規模で、抱える悩みも多種多様です。ですが、その中には共通して「今後どのようにして事業を発展させるか?」という大きなテーマが含まれていました。

1社目は、飲食店を経営されている方からのご相談でした。彼らは、自店の情報発信をどう増やすべきか悩んでいました。特に、地元のお客様だけでなく観光客にももっとアプローチできるように、ということです。私はまず、Googleマップを活用することで、より多くの人々にお店の存在を知ってもらえる方法を提案しました。具体的には、店舗の情報をより詳細に記載し、写真やメニューの更新を頻繁に行うことで、検索結果にお店が表示されやすくなることを説明しました。また、SNSを使った情報発信や、地元メディアとの連携も効果的な手段です。観光シーズンには、特に地域の特色を活かしたイベントやメニューを展開することで、観光客の興味を引くことも考えられます。相談者も、これらのアドバイスに前向きに耳を傾け、早速取り組んでみるとおっしゃっていました。

次にお会いしたのは、最近事業を始めたばかりの方で、新規事業の検討中ということでした。彼らは、既存のビジネスに加えて新しいサービスを展開するために、どういった準備が必要か悩んでいました。私はまず、ネットで市場調査を行うことの重要性をお伝えしました。同業他社の成功例や失敗例を参考にしながら、事業計画を練ることが大切です。また、地方での新規事業展開は、地域のニーズをしっかり捉えることが鍵です。地域の特産品や観光資源といった、地元ならではの強みを活かすことで差別化を図ることができるという点もお伝えしました。

午後には、ある企業は、最近の会社の状況を詳しく説明し、その上で改善点を見つけたいとのことでした。業績が横ばいの状態が続いており、新たな成長戦略を模索しているとのことでした。私は外部からの視点で、どこに改善の余地があるか、そして新しいマーケティング手法やパートナーシップの可能性を提案しました。特に、最近注目されているオンラインショップやデジタルマーケティングを活用することで、リーチできる顧客層が拡大する可能性をお伝えしました。相談者は非常に熱心に耳を傾けており、今後のビジネス展開に期待を寄せている様子でした。

そして、観光業に関わる事業者の方との面談がありました。彼らは、地域の観光資源をどう活かしてさらなる集客を目指すかというテーマでの相談でした。地域の温泉や自然景観を活かし、都会では味わえないリラックスした体験を提供することが重要です。私は、観光客の心に残るような「体験型プラン」を考えることを提案しました。例えば、地元の農家と連携して、収穫体験ツアーや地元の食材を使った料理教室を開催するなど、観光資源を最大限に活用するアイデアを提供しました。

その後も、地元のお店の方々からの相談が続き、各店舗の特性に合わせたアドバイスを行いました。実際にお店に訪れ、商品の見せ方やサービスの提供方法について現場でアドバイスを差し上げることもありました。やはり、現場に足を運んで実際の状況を見ながらアドバイスできることは、私にとっても非常に有意義な体験でした。

出張の合間の楽しみ—留辺蘂のグルメと温泉

一日の仕事が終わった後、いつもお世話になっているレストランで夕食をとることにしました。留辺蘂町に来るたびに、私はここで美味しい料理を楽しむことを楽しみにしています。この日は、クリーミーなハンバーグ・ドリアをいただきました。地元の食材をふんだんに使った料理で、特にとろけるようなチーズがたっぷりと乗っていて、疲れた体に染み渡る美味しさでした。

食後は、町内の温泉ホテル「大江本家」さんで一泊しました。この温泉は、留辺蘂の自然に囲まれた静かな場所にあり、豊かな源泉が湧き出ることで知られています。広々とした露天風呂に浸かりながら、日々の忙しさを忘れ、リラックスしたひとときを過ごすことができました。お湯の温かさと、周りを包む静寂が、心も体も癒してくれます。この瞬間が、私にとって出張中の楽しみの一つです。

出張を終えて

今回の出張も、様々な企業やお店の方々とお会いすることで、地域のビジネスの活気や可能性を感じることができました。それぞれの事業者が抱える悩みや課題に対して、私自身も少しでも力になれたことを嬉しく思います。また、留辺蘂の自然や温泉、美味しい食事に癒され、リフレッシュすることもできました。次回また訪れる際には、さらに多くの知識や経験を持ち寄り、地域の発展に貢献できるようにしたいと思います。

出張の度に、地域の魅力や地元の方々の温かさを改めて実感し、このような仕事に携われることに感謝しています。これからも、商工会議所と連携しながら、地域の中小企業の皆さんとともに成長していきたいと考えています。

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この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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