停滞から脱却するために:ドラッカー流・経営の大掃除

停滞から脱却するために:ドラッカー流・経営の大掃除 失敗からの逆転:経営者の教訓

中小企業の経営者として、日々の業務に追われながらも、会社の将来を見据えて決断を下すことは非常に重要です。

経営の現場では、新しい機会を見つけ、挑戦することが求められますが、それと同じくらい重要なのが、既存の事業や取り組みを見直すことです。

現状を維持しようとするあまり、過去の成功にしがみついてしまい、会社の発展を妨げることがあります。

ここで一度、自社の現状を振り返ってみてください。

あなたの会社には、もはや活力を失い、時代遅れになった製品やサービスが存在していませんか?

あるいは、最初は有望に見えたものの、今では生産的でなくなってしまった事業やプロジェクトがありませんか?

そのようなものがあれば、今こそ見直しのタイミングかもしれません。

ドラッカー先生は、イノベーションの第一歩として、既に役割を終えたものを廃棄することの重要性を説いています。

彼の言葉は、私たちが経営の本質を再確認するための貴重な指針となります。

次のステップに進む前に、ドラッカー先生の考えに耳を傾け、自社の将来に向けた決断を下すヒントを得てみてください。

イノベーションを魅力的なものにするための第一の段階は、すでに活力を失ったもの、陳腐化したもの、生産的でなくなったものの廃棄を制度化することである。スタッフ活動についてはもちろんのこと、一つひとつの製品、工場、技術、市場、流通チャネルの継続の可否について三年ごとに判定しなければならない。
もし手がけていなかったとして、今日これからこの製品、市場、流通チャネル、技術を手がけるかどうかを問わなければならない。もし答えがノーであれば、ほかのものを検討するのではなく、その製品、市場、流通チャネル、スタッフ活動に資源を浪費するのをやめるにはいかにすべきかを問わなければならない。
既存のものの廃棄が答えでないこともある。廃棄が不可能なこともある。しかしそのようなときでも、少なくともそれ以上の労力はかけないようにしなければならない。人材と資金という生産資源を、すでに過去となってしまったものに投じてはならない。
廃棄とは、あらゆる種類の組織が自らの健康を維持するために行っていることである。いかなる有機体といえども、老廃物を排泄しないものはない。さもなければ自家中毒を起こす。
既存のものの廃棄は、企業がイノベーションを行うようになるうえで絶対に必要なことである。

(イノベーションと企業家精神より)

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この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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