チャンスを活かすための献身と自己中心性:成功への道と迷走の道

チャンスを潰す人の特徴 失敗からの逆転:経営者の教訓

人生は選択の連続です。どの選択をするかによって、人生の道筋は大きく変わります。今回は、わたしの師である堀田先生の著書の一節をご紹介し、一緒に考えてみましょう。(以下、堀田先生の著作からの引用です。)

チャンスを潰す人の特徴

人に認めてもらいたいという心情は誰しもいだくものでしょう。自分の存在が人に認められれば運命も変わってくるからです。しかし、人に自分の存在を知ってもらうには、認めてくれる人が喜ぶことをしなくてはならないでしょう。自分の意志、考え方とちがっていたとしても喜ぶことをしないかぎり認められるチャンスは少ないです。

才能があっても自分の運命を呪う人はこうした献身の功徳を無視してしまう。自尊心、自負心、虚栄心、自己過信、慢心、なまじの正義感が献身的行為にブレーキをかけ、そのチャンスを潰していきます。

運命を悪くする行為

真面目に仕事をしても一向に芽の出ない人はたいてい理屈をいって骨惜しみをしてしまう。このため運命をますます悪くしていく。子供の頃、神童といわれても大人になると凡人になり下がるのは自分の才能を鼻先にちらつかせるためなのです。

献身と果報の芽

利他的行為に献身する人はその献身によって能力を伸ばし、希望も生まれ、明るく生きられる果報の芽を育てているでしょう。しかし計算高い人は果報の芽を自らが潰し苦悩と迷いを深める。

仮りに献身者が自分が望んだ特定な人に認められなくても献身の因果は何れまわってきて誰かがその役を引き受け、認めてくれるチャンスを与えてくれます。人によって十年、十五年と耐える生活がつづくかも知れません。しかし、報われる機会は必ず持ちます。天が与えてくれます。そうすると、長いようでも過ぎてみると短いものです。

幸運を遠ざける行為

世間にはガンコな道徳家、夢ばかり追い求める孤独家がいます。こういう人には幸運の女神も人も近づきません。暗い人生はどこまでもつづき、青空を見ることはむずかしい。動物でさえ可愛がってくれる人にはなついてくるでしょう。

利他的行為の価値

自分をわきにおいた利他的行為は天に通ずる道であり、この原理は人の世界でも、人と動物、天と人の間も同じように通じているものです。(以上、堀田先生の著作から引用、一部改変してます)

わたしの感想

自己中心的な考え方と行動を修正して、他人のために行動・献身することで、真のチャンスをつかむことができると理解しました。自分のことばかりを考えているときに人は悩みを深めますが、他人ために頭を使う人は悩んでいる暇はないのだと感じました。