ミスをした部下の報告に上司が感情的になり
激昂して怒鳴りつけると
中には次のように思う部下もいるでしょう。
「こんなに怒られるんだったら、今度何か失敗しても黙っていよう。」
マンガのドラえもんのなかで、0点の答案用紙を隠したのび太くんと似ています。
答案用紙を見せなければ何も言われません。
0点の答案用紙が見つかるとママに思いっきり怒られます。
たとえ0点の答案用紙を隠しても
いつかは露見するのに・・・虚しい努力です。
会社の中でも似たようなことが起きることがあります。
部下の報告に対して上司が
感情的になり怒鳴りつけることが、たびたび重なると
部下は何か失敗をしても
怒られるのを恐れて報告することをためらう人も出てきます。
そうなると、早急に対応しなければならないトラブルが、
放置されたまま先送りになる。
小さなトラブルが、大きなトラブルになる可能性が出てきます。
私がお勧めするのは、
上司の立場にあっては
感情的にならないこと。
言い訳ばかりの内容であっても、途中でさえぎらず全て話させる事。
部下の立場においては
正直に上司に話すこと、
自分に都合の良い情報だけではなく、すべてを伝えること。
自分に非があると感じるなら謝罪すること、
上司が部下を頻繁に怒鳴りつけていると
正確な情報を手に入れるタイミングが遅れ、
部下が失敗を隠蔽するようになる恐れがあります。