経理の担当者が横領をした事例。

経営相談

経理の担当者が横領をした事例。

最初は給料日前のお金が足りない時に、

3000円、5000円と

寸借りしていた事が始まりでした。

手提げ金庫に現金を入れていたのですが、

チェックする人が他におらず、

経理担当者は給料が出たらすぐに返す、

という事を繰り返していました。

すると金額がだんだんエスカレートしていき、

10,000円、30,000円、50,000円となり、

給料が出ても返せなくなったのでした。

その経理担当者はパチンコが大好きで、

パチンコ代につっこむお金に

歯止めがかからなくなっていったそうです。

悪気はなかった、横領するつもりはなかった、

と、その人は言っていたそうです。

最低限の防止システムを作っておかないと、

こういうことは繰り返し起きます。

その経理担当者は

「社長だけ美味しい思いをしてズルい」

というような事も言っていたそうです。

そちらの社長さんは、

会社のお金で接待をしていましたが、

どうしてその接待が必要なのか、

社員さんに説明してなかったそうです。

接待の理由なんて説明する必要はないと感じるのですが、

スタッフの中には「社長だけ飲み歩いてズルい」

と勘違いする人もいるんですね()

犯罪防止のシステムを整えて、

お金を投入する理由など、

どうしてその経費が必要なのかを話す

「コミュニケーション」

の時間が必要だと感じました。

罪人を作らない、

そのような考え方で

今一度、社内のお金の流れを再点検しては、

いかがでしょうか。

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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