なぜ、今ビジョンが必要なのか

人事労務

「うちの会社には、立派な経営理念がちゃんとある。でも、ただ額縁に飾られているだけで、社員の心には響いていない気がする…」

そう感じている経営者の方は、少なくありません。立派な言葉で作られた理念も、社員が「自分事」として捉えられなければ、それは存在しないのと同じです。ではなぜ、今、社員の心が一つになる「生きたビジョン」が必要なのでしょうか。

それは、ビジョンが会社の「羅針盤」と「エンジン」の両方の役割を果たすからです。変化の激しい時代、進むべき道に迷ったとき、ビジョンは「我々はこちらに進むべきだ」と指し示す羅針盤になります。そして、日々の仕事に追われ、目的を見失いそうになったとき、「この未来を実現するために、自分は今この仕事をしているんだ」という情熱の火を灯すエンジンになるのです。社員を大切にしながら利益を出す経営の実現にはビジョンが不可欠です。

社長の「想い」を言葉にするための3ステップ

生きたビジョンは、コンサルタントが作るものでも、どこかから借りてくるものでもありません。その出発点は、必ず社長であるあなたの「想い」です。では、どうすればその想いを、皆の心を動かす言葉に変換できるのでしょうか。

  1. 原体験を掘り起こす
    まずは、あなた自身が「なぜこの事業を始めたのか」「この事業を通じて、社会やお客様にどんな未来を提供したいのか」という根源的な問いに向き合います。綺麗事である必要はありません。悔しかった経験、心の底から湧き上がった喜び、そうしたあなたの原体験にこそ、ビジョンの核となる「本物の想い」が眠っています。
  2. 社員を巻き込んで共に描く
    社長の想いを核にしつつ、そこから先の未来を描くには、必ず社員を巻き込んでください。私が提供している「会社のビジョン作り研修」でも、最も重視しているのがこのプロセスです。管理職や若手社員を交えたワークショップで、「5年後、私たちはどんな会社になっていたいか」を共に語り合う。その過程で、社長の想いと社員の想いが融合し、会社全体の「自分ごと」へと昇華されていくのです。
  3. 心に響く言葉に磨き上げる
    最後は、出てきた想いやアイデアを、シンプルで、力強く、誰もが口ずさめるような言葉に磨き上げます。難しい専門用語や、長すぎる文章は不要です。中学生が聞いても情景が目に浮かぶような、具体的で心に響く言葉こそが、生きたビジョンとして機能します。

ビジョンを組織に浸透させるための地道な活動

ビジョンは、作って終わりではありません。むしろ、完成してからが本当のスタートです。日々の仕事に根付かせるためには、地道な活動が欠かせません。

朝礼の冒頭で必ず全員で唱和する。新しいプロジェクトを始める際に「これは我々のビジョンにどう繋がるか」を議論する。社員を評価する際に「君のあの行動は、まさにうちのビジョンを体現していたよ」と具体的にフィードバックする。

こうした一つ一つの地道な積み重ねを通じて、ビジョンは社員の血肉となり、組織全体を動かす巨大なエネルギーへと変わっていきます。それは、私が「伴走型サポート」を通じて、クライアントと共に見たいと願っている景色でもあります。

社員の心が熱くなる「5年後の未来」を一緒に描きませんか?あなたの会社のビジョン作りを、経営参謀として伴走します。


ビジネスコーチ大本から、今日のコーチングです。

▼ もし、社員が「うちの会社の夢って、社長の言葉で言うと何ですか?」と不意に尋ねられたら、心から熱く語れる言葉をお持ちですか?

サムネールは ChatGPT で作成しました。

#経営参謀サービス #ビジネスコーチ #エグゼクティブコーチング #経営ビジョン #理念経営 #パーパス経営 #MVV #組織作り #インナーブランディング #エンゲージメント #経営者の言葉 #社長の想い #ビジョナリー #30代経営者 #40代経営者

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

大本 佳典をフォローする
人事労務
大本 佳典をフォローする