札幌市でビジネスコーチをしている大本佳典です。今日は、私の経験を通じて、40代からでも逆境を乗り越え、新たな人生をやり直せることをお伝えしたいと思います。
- 【1988年 – キャリアのスタート】
大学卒業後、私は三菱自動車リースに入社し、名古屋支店で営業の基本を学びました。パジェロやランサーなど、様々な車種を扱う中で、ビジネスの基礎を身につけていきました。 - 【1990年 – 故郷へ戻り転職】
2年後、私は札幌のタクシー会社にUターン就職しました。タクシードライバーからスタートし、その後総務部に配置転換。21年間、人事労務・経理を担当し、最終的には専務取締役・総務部長を任されるまでになりました。 - 【2011年 – 人生の大きな転機】
しかし、2011年、私たちの会社は倒産してしまいました。経理担当者による横領事件が原因でした。46歳にして、私は全てを失ったのです。
この経験から、私は重要な教訓を学びました。利益だけを追求し、社員を軽視することの危険性です。この痛烈な学びが、後の私のコンサルタントとしての強みとなっていきます。
- 【2012年 – ゼロからの再出発】
倒産後、私はコンサルタントの道を選びました。しかし、船出は決して楽ではありませんでした。仕事の依頼はほとんどなく、貯金を切り崩しながらハローワークでアルバイトをする日々が続きました。
でも、ここで諦めなかったことが、今の私を作ったと言えます。どんなに厳しい状況でも、私は自分のスキルを磨き続けました。
- 【2013年 – 小さな一歩、大きな自信】
努力は少しずつ実を結び始めます。ヒューマンアカデミー札幌校で非常勤講師として、マーケティング概論を教える機会を得ました。わたしの懸命な姿を見て、ある行政書士さんが推薦してくださったのです。小さな一歩でしたが、大きな自信となりました。 - 【2014年 – 活動の広がり】
そして、トライ&エラーを重ねる中で、ニッチ戦略という考え方に出会いました。これが転機となり、活動の幅が一気に広がります。中小企業庁の専門家派遣事業に登録し、札幌市の人材育成支援事業にも携わるようになりました。
この頃、北海道内の商工団体から経営セミナーの講師としての依頼が来はじめました。
- 【2018年 – さらなる飛躍】
2018年には、中小企業基盤整備機構からアドバイザーとして派遣され、企業の10年ビジョン構築の支援を担当。北海道内で最大手の金融機関の支店長からの推薦でした。北海道商工会連合会のエキスパートバンクにも登録されました。 - 【現在 – 目標の実現】
今では、年間100本以上のセミナーを行い、多くの企業の経営改善に携わっています。かつての「逆境」が、今では多くの経営者を助ける力になっているのです。
40代の皆さん、人生に「遅すぎる」ということはありません。
私の経験から言えることは、トライ&エラーを恐れず、諦めずに継続することの大切さです。道のりは決して平坦ではありませんでした。しかし、一歩ずつ前に進み、学び続けることで、必ず道は開けるのです。
経営コンサルタントという職は、人生で培った全ての経験を活かせる稀有な仕事です。成功体験はもちろん、苦難や失敗さえも貴重な知恵となります。つまり、あなたの歩んできた道のりすべてが、クライアントの成長を支える力強い武器に変わるのです。
今、あなたが逆境の中にいるなら、それはむしろチャンスかもしれません。その経験を、誰にも真似のできない「強み」に変えられるのです。
私の経験が、あなたの人生を変えるきっかけになるかもしれません。もし興味があれば、ぜひ私のニュースレターにご登録ください。経営コンサルタントとしての日々の学びや、克服してきた課題、そして「食えるようになった」秘訣を定期的にお届けします。
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