社長として最も困難なことは自分の心理のコントロールです。

社長として最も困難なことは自分の心理のコントロールです 経営相談

社長として最も困難なことは自分の心理のコントロールです。

社内で問題が起きているとき、
社長は2種類のミスを犯しがちです。

一つは、問題を自分個人の問題と受け取ること。

二つ目は、逆に自分とはあまり関係ないと受け取ること。

一つ目の会社でおきた問題を
自分自身の問題と捉えすぎる社長は、
最初積極的に解決に向けて部下を酷使しすぎます。

社員が辞めたくなるほど酷使します。
しかしやがて心身ともに疲れてしまう。

二つ目の度を超えた客観的捉え方もいけません。
「まだ大丈夫」が典型的なセリフです。
時間はあっという間に過ぎて手遅れになります。

社長は平静を保ちつつ、課題に速やかに対処すれば良いのです。

平静を保つ。
そのために役立つものは二つあります。

一つは、なんでも話せるパートナーを持つことです。

困難な決断をしてきた経験のあるパートナーに相談し、
助言を得ることで心理状態は非常に良くなり
平静を保つことができます。

二つ目は紙に書いてみること。
紙にひたすら書くことによって問題点が視覚化され、
決断を下しやすくなります。

社長という立場にあるとき、
最も難しいことは自分自身の心のコントロールです。

社長には責任があります。

社員とその家族、取引先、仕入先、金融機関、そして社会に責任があります。

重圧に耐えるために心のコントロールを、自らしなくてならないのです。

(以上、「HARD THINGS」 ベン・ホロウィッツ著を参考に大本が再編しました)

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この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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