北海道内をあちこち回っておりますと、経験とカンで経営をしている社長さんが多いという印象が
あります。
わたしはそれで良いと思います。
さらに経験とカンにプラスして「科学」もスパイスとして加えることをご提案しています。
科学とは事業計画書の作成です。
事業計画書は銀行からお金を借りるときだけ作成するものではありません。
船旅の海図、車のナビゲーションです。
ナビなしでもドライブはできますが、ナビがあれば最短距離で到着できます。
お金と時間が節約できます。
スタッフのモチベーションが低いのは「なにをやるべきか」わからないからです。
事業計画書は「なにをやるべきか」を明らかにしてくれますから、スタッフのモチベーションは
自ずと上がります。
ゴールがわからないままスタッフを走らせるのは危ないです。
どこに走っていくのか、いつまで到着すべきか、なにを準備したら良いのか、わからないからです。
事業計画書があれば、ゴールがわかり、準備するべきもの、力と時間をかけるものがわかります。
社長さんは事業計画書を作成することで
「過去を振り返り」
「現状を分析し」
「将来の展望を整理」することができます。
あらたな発見・気づきがあります。
思いつかなかった打開策が見つかるかもしれません。
以下、良い点をあげますと
◆1.
事業部門ごと・商品サービスごとの損益状況を整理できる。
「どの部門がどれだけ儲かっていますか?」
どれが儲かっていて、どれが足を引っ張っているのか、よくわかっていないのが私たちです。
時間や経費がかかっている割に、利益が出ていないものを発見できる手がかりが見つかります。
◆2.
制度融資や保証協会の審査がスムーズに進みます。
「今後も事業を続けるために、どうしたらいいですか?」
融資を通すためだけの事業計画では意味がありません。
事業計画は事業を続けていくための、会社にとって欠かせない道具だと考えてみてください。
◆3.
スタッフのモチベーションが変わるキッカケになります。
「スタッフに数値目標の根拠を伝えてますか?」
人は変化を嫌います。
わたしも正直言って、昨日と同じ仕事をした方が楽です(汗)
ですから会社を改革するには痛みが伴います。
スタッフは既存の仕事を毎日、こなしていれば楽です。変化は苦痛を伴います。
社長が新しいことに取り組もうとしている、とスタッフに思ってもらうために事業計画書を示してはいかがでしょうか。
◆4.
売上目標や経費削減の目安が明らかになります。
「事業計画は目標管理に使えます」
事業計画書には売上目標の数値、経費の数値などが記載されます。
それによりスタッフも目標を意識することができます。
◆5.
新しい取り組みを考えるキッカケになります。
「アイデアなんて思いつかない、と思い込んでませんか?」
事業計画を作成すると過去・現在・将来をあらためて見つめ直す時間になります。
自分ひとりではなく事業計画作成をサポートしてくれる「支援専門家」と話をしているうちに、頭の中が整理されて「新しいアイデア」が飛び出すことがよく起こります。
◆最後に;
社長さんは毎日、めっちゃ忙しいです。
ですからあえて「考える時間を強制的に」つくる必要があると感じます。
事業計画に向き合っているうちに、
「新しいアイデア」
「やるべきこと」
「棄てるべきこと」が見えてきます。
そうなると事業計画づくりは明るい将来をつくるための楽しい時間になります。
自分一人で作るのはハードルが高い、そう感じている社長さんは最寄りの商工会・商工会議所をお尋ねください。支援専門家をお探しの場合は
融資コンサルタント協会でお探しください。
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わたしは中小企業に事業評価性融資をしてもらいやすい会社にするお手伝いをしています。
・事業計画の作成のサポートと、その進捗サポートをしています。
・融資申込から実行までの短縮サポートができます。
・創業者支援を積極的に行なっています。
・創業スクール全4回の講師を毎年、務めています。
そして、事業計画に基づいた毎月の実行支援のお手伝いと、金融機関に提出する資料作りのお手伝いをしています。
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北海道札幌市中央区北5西13-1-116 YN北5条ビル 6F
おおもと経営オフィス
代表 大本佳典