危機にあたってはトップが先頭に立つ

危機にあたってはトップが先頭に立つ 経営相談

以前勤めていた会社が経営危機に見舞われた時の話しです。

私は経理係ということもあり

「経営改善計画」「収支計画」「資金繰り表」

などを作成してました。

銀行に提出するその日、社長は外せない所用があり、私1人で銀行に行くことに。

銀行では担当者さんと上司の二人で対応してくれましたが、

応接に通されたとき、担当者さんから

「社長さんはどうされましたか」

と言われました。

経営危機なのに、社長はどうして来ないのか?

そのように銀行の担当者さんは思ったのです。

私は慌てて、また出直してきますと早々に銀行を後にしました。

素晴らしい経営改善計画を作っても、

社長自ら銀行に説明しなければ、

説得力がなければ、納得もしてもらえません。

「銀行で、なにを言われるかわからないから行きたくない」

「質問にうまく答えられるか、不安で仕方ない」

と訴える社長さんもおられます。

ですが、社長さん自ら経営危機に立ち向かっていく姿勢を示さないと、

銀行は協力してくれません。

従業員さん、取引先も同じですね。

社長が他人事のように

「まかせたぞ」

では、沈みかけた船から逃亡するのが関の山です。

危機にあたってはトップが先頭に立つ、

これは洋の東西、時代を問わず求められることです。

私は「銀行が支援したくなる会社」を作るお手伝いをしています。

銀行と上手にお付き合いすることで、危機的状況の時にこそ支援してくれます。

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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