相談を受けた者のつとめ

相談された者のつとめです 社長専門コーチング

お師匠さんから教わりました。


人生は毎日が応用問題の連続です。

部下との意見の違い、

近しい者の裏切り、

資金繰りの悩み、

将来に対する不安など、

実に様々な問題が、

次から次に降って湧いてくるように経営者を悩ませ襲ってくる。

こうした時、誰かに打ち明け、

解決の糸口を見いだしたいと願う。


そんな時、相談者の立場に立って共に考え、

思いやりを持って、

勇気と知恵を与えることができれば良いが、

ややもすると杓子定規に流れ、

習い覚えた知識を当てはめ、

相談者の心を乱すことがあるものです。


こういう場合、双方の心に傷を作ることになる。

相談者は相談しなければ良かったと思い、

相談を受けた者は、

自分を高みに立たせたことになって、

その反動をいつの日か受けねばならなくなる。

相談者が相談事を打ち明けたときは、

その相談事が都合よく解決したいと思う。

このとき、道理はあまり役立たないものです。

執着する想いに合わせるしかないものです。


売上に悩むものには

回復の手立てを共に考える。

部下で迷うものには

その人に合った処方を見いだすべく努める。

こうして、人が喜ぶこと、

思いやることが、

相談された者のつとめです。

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

・経営の迷いを解消する経営参謀サービス:経営戦略、人事、財務の3つの柱であなたのビジネスをサポートします。
・美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影が趣味です。
・このブログでは、ビジネスの知見や実践的なヒント、ビジネスのトレンドについて共有し、札幌や北海道のビジネス界に微力ながら貢献したいと思います。どうぞ、お付き合いください。

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