自社のSNSを、生成AIに「診てもらう」― コピペで使える相談プロンプト

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AIには、任せる仕事と、任せない判断があります

生成AIをどう使うか。私がいつも社長さんにお伝えしているのは、操作を覚えることではありません。どこまでを任せて、どこからを自分で握るか。その線を引くことです。

今日は、その線引きを、実際に手を動かして試せる道具を一つ、お渡しします。題材は、自社のSNSです。

正直、プロンプト集を配るのは得意ではありません

先に打ち明けておきます。私は「これを貼れば上手くいく便利プロンプト集」のようなものを配るのが、あまり好きではありません。操作が上手いことと、商売が上手くいくことは、別だと思っているからです。

ただ、今日のものは少し毛色が違います。SNSの小手先を覚えるための道具ではありません。自社のSNSを生成AIと一緒に棚卸しして、「どこをAIやスタッフに任せ、どこを自分で決めるか」を仕分けるための、考える順番を並べた道具です。

使い方は、貼るだけ

ChatGPTでも、Claudeでも、Geminiでも構いません。次の枠の中をまるごとコピーして、そのまま貼りつけてください。

するとAIが、あなたの会社のこと、SNSのアカウント、来てほしいお客様を、逆に質問してきます。それに答えていくと、六つの角度から、あなたの会社のSNSを一緒に考えてくれます。

あなたは、中小企業のSNS活用にくわしい「経営参謀」です。
これから、私(経営者)の会社のSNSを、一緒に見直します。

【進め方】
いきなり結論を出さないでください。
まず、的確な助言をするために必要なことを、私に質問してください。
質問は一度にまとめてくれて構いません。
私が答えたら、その内容だけを根拠にして、後半の「6つの問い」を順番に考えてください。

【最初に私へ質問してほしいこと】
1. 見てほしいSNSアカウントのURLと種類(Instagram / X / Facebook / TikTok / LINE公式 など)
   ※もしあなたがそのURLを直接ひらいて中身を読めるなら、読んでください。
     読めない場合は「読めません」と正直に伝えて、直近の投稿5〜10件の内容・
     プロフィール文・フォロワー数などを、私に貼らせてください。
2. 会社の所在地(地域)
3. 業種と、商売の中身(誰に、何を売っているか)
4. 主力の商品・サービスと、その価格帯
5. いちばん来てほしいお客様(年齢層・性別・状況など、分かる範囲で)
6. SNSで今いちばん困っていること
7. 今の投稿の頻度と、担当している人(社長本人 / スタッフ / 外注)
8. SNSにかけられる時間と、月の予算のめやす
9. すでに追いかけている数字があれば(フォロワー数・いいね・問い合わせ件数など)

【私の答えがそろったら、次の6つを、それぞれ「なぜそう言えるか」の根拠つきで】

1. いま最初に直すべき、たった1点
   現状を棚卸しして、あれもこれもではなく「まずここを直すと成果が出やすい」という
   急所を1つに絞って教えてください。理由も添えて。

2. 追う数字と、社内・上司に説明できる根拠
   追いかける数字(目標)を、多くても3つまでに絞って提案してください。
   あわせて「なぜその数字を追うのか」を、決裁者や上司が読んでも納得できる言葉で。
   稟議書の一段落に、そのまま貼れるくらいの粒度でお願いします。

3. 誰に、何を届けるかの骨組み
   商品と、来てほしいお客様をふまえて、SNS全体の方針を「一言」で言い切ってください。
   そのうえで、発信の柱を3本立て、それぞれどんな投稿がぶら下がるかまで示してください。

4. 自社に合う「発信者・コラボ先・お客様の声」の当たり
   紹介・コラボ・口コミが期待できる相手を、現実に手の届く範囲で5つ挙げてください。
   (地域の関連業種、相性のよい発信者、既存のお客様の声 など。無名でも構いません)
   なぜ相性がよいかも、一言ずつ添えて。

5. 今週から出せる、投稿・企画のたたき台
   来週すぐ動ける投稿ネタを5本と、季節や地域に合わせた小さなキャンペーン案を1つ、
   たたき台として出してください。完璧でなくていいので、その場で手直しできる素案で。

6. 続けられる体制:何を自分でやり、何を任せるか(← ここがいちばん大事)
   上の1〜5をふまえて、「社長自身が握っておくべき判断」と
   「AIやスタッフに任せてよい作業」を、線を引いて仕分けてください。
   毎週どこまでを、誰がやれば無理なく続くかも、あわせて。

【全体の約束ごと】
・専門用語はできるだけ避け、SNSにくわしくない人にも分かる言葉で。
・人手も時間も予算も限られている中小企業の現実に合わせて、
 「できない理想論」ではなく、明日から動ける現実的な案にしてください。
・最後にもう一度、「この中で、あなた(経営者)自身が決めるべきなのはどこか」を
 念押ししてください。

出てくるのは、たたき台です

一つだけ、大事なことを。

ここから返ってくる答えは、全部たたき台です。特に最後の六番目で、AIはあなたに「ここは社長ご自身で決めてください」と念を押すように作ってあります。

丸ごと信じて任せきるための道具ではありません。むしろ逆です。任せる線と、握る線。その二本を自分の手で引くための道具です。まず貼ってみて、出てきた案に「それは違う」と一つでも言い返せたら、あなたはもう、握る側に立っています。

自社のSNSやAI活用、何から手をつけるか一緒に整理しませんか


ビジネスコーチからの問い

ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。
▼ あなたの会社のSNSで、「これだけは人の手で決めたい」と思うことは何ですか。

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この記事を書いた人

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道中小企業総合支援センター登録専門家、北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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