「RPAで100万円溶かした。AIも同じでしょ」と思う前に

先日、5人で回している運送会社の社長さんから、こんな話を聞きました。数年前、配車表の入力を自動化しようとして、結局100万円を無駄にしたというのです。荷主3社それぞれで様式が少しずつ違うため、その都度プログラムが止まり、書き直しに追われ、最後は手入力に戻ったそうです。

この社長さんが、捨てたほうがよい前提がひとつあります。「手順をきちんと書けば、機械は完璧に動く」という思い込みです。

これまでの自動化ソフトは、台本どおりに動く役者でした。台本が一行ずれた瞬間に止まります。だから様式が変わるたびに、書き直しが必要でした。AIエージェントは、台本を書きながら演じる役者です。様式が変わっても、自分で読み替えて最後まで仕上げます。

ただ、ここに怖さもあります。間違えても、止まらずに走り切ってしまうのです。ですから、捨てるべきは「事前にすべて決めておけば安心」という発想です。代わりに持ちたいのは、「どこで止めるかを決めるのは人間」という考え方です。

どこで止まったかを知っている社長ほど、今度はどこで止めるかを決められます。

自動化で一度つまずいた仕事を、もう一度見直してみませんか

ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。

▼ あなたの会社で「機械に任せてもいい仕事」と「最後は自分の目で確かめたい仕事」の線引きは、いま誰の頭の中にありますか。

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この記事を書いた人

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道中小企業総合支援センター登録専門家、北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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