やる気のない社員を疑う前に、評価表を一度見てください

「うちの社員は言われたことしかやらないんです」。中小企業の社長から、こんな嘆きをよく耳にします。指示待ちで、受け身で、何度言っても変わらない、と。

ここで、ひとつだけ確かめてほしいことがあります。それは、社員のやる気が低いのではなく、やる気の出ない仕組みになっていないか、ということです。

以前、あるタクシー会社で、ドライバーさんのやる気が低いと相談を受けたことがあります。社長は、朝礼で毎日「お客さまに喜ばれる仕事をしよう」「リピーターを大事に」と話しているそうです。

ところが、評価表を見せてもらったら、評価項目は「売上達成率」一つだけでした。社長の言葉と、評価の仕組みが、まったくつながっていなかったのです。

社員は、朝礼の言葉ではなく、自分の給与明細を見て働きます。社長が「顧客満足を一番に」と言っても、賞与が今期売上だけで決まる会社では、社員は売上を追います。当然のことです。

社員のやる気は、心の問題ではありません。社長が作る仕組みの中で生まれます。仕組みを直すと、放っておいてもやる気は戻ってきます。「ここなら頑張る価値がある」と、社員自身が判断できるようになるからです。

評価表を、一度、社員の目線で見直してみる時間が、必要かもしれません。

「やる気のない社員」と決めつける前に、評価ルールを社長110番で一緒に整理しませんか

ビジネスコーチ大本から、今日の質問です。

▼ あなたの会社の評価表は、社員から見て「これなら頑張りたい」と思える設計になっていますか?

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この記事を書いた人

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道中小企業総合支援センター登録専門家、北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は30,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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