組織運営の核心:ドラッカー先生の「責任」の3つの領域を理解する

ドラッカー先生の「責任」の3つの領域を理解する 人事労務

新たな風を吹き込む経営者の皆さんへ、組織作りの大切な要素として「責任」について考えてみませんか?

特に組織がまだ固まっていない、これからの形を模索している段階での理解は、組織の基盤をしっかりと築くために欠かせない要素です。

今回は、ドラッカー先生の考え方を元に、この要素がどのように組織運営に影響するのかを一緒に勉強します。

1. 責任とは?

責任とは、組織内での役割や業務において、果たすべき義務や任務のことを指します。

ドラッカー先生の考え方によれば、この「責任」は3つの領域に分けることができます。

2. 3つの責任領域

  • 目標設定の責任:具体的な目標や目的を設定し、その基準や条件を明確にすることが求められます。
  • 遂行の責任:設定された目標をどのように実行・遂行するかに関する責任です。
  • 結果の責任:設定された目標が達成されたかどうかを評価する領域です。

3. 管理者の責任の範囲

重要なのは、管理者の責任は「あらかじめ決められたこと」に対してのみ存在するという点です。

予期せぬ事態や想定外の出来事については、責任の範囲外として評価されないという考え方が取られています。

まとめ

組織運営において、「責任」は非常に重要な要素です。

ドラッカー先生の考え方を取り入れることで、この要素を適切に組織内で配置し、効果的な組織運営を実現することができます。

新しい経営の航路を模索中の皆さん、この考え方を取り入れて、組織の運営を見直してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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