金融機関の融資の認否に大きな影響を与える2つのポイント

北海道江部乙町 融資

金融機関の融資の認否に大きな影響を与える2つのポイント

1.融資稟議書に書かれる8項目

担当者が融資稟議書に書く項目は8つあります。

(1)金額

(2)金利

(3)実行予定日

(4)貸出期間・据え置き期間

(5)保全(保証人・担保等)

(6)資金使途

(7)返済資源

(8)融資効果

このうち、融資の認否に大きな影響を与えるのが、以下の2点です。

(6)資金使途(なぜ、その資金が必要なのか)

(7)返済資源(どのように返済するのか)

この2点が、稟議書を読む側が納得できる内容であることが大前提です。

それ以外としては、担保や保証人について説明することで

リスクの高い案件にも対応できる(4)保全も重要。

さらに(8)融資効果は、この融資の社会的意義を説明することで

審査側を説得しやすくなります。

2.融資審査に影響を与える項目

上記以外にも稟議書で重要視される項目として、以下が挙げられます。

●財務内容

●資金の流れ

●必要資金の適正性

●経営者個人の定性情報

●ビジネスモデルの将来性

これらを「資料」として提出すれば、

担当者の情報収集や情報分析が十分でなくても、

比較的通りやすい稟議書を作成してもらうことができます。

3.融資コンサルタントからアドバイスしたい2つのこと

融資をスムーズに借りられるようにするためには、以下の2つが必要です。

(1)懇意にしている金融機関との取引があること(複数あればなお良)

(2)金融機関に自社の情報を積極的に提供すること

懇意にしていない金融機関がなければ、

融資申請しても担当者が熱意を持って対応してもらえません。

熱意と書きましたが、実際には気合いや根性というより、

稟議書全体に説得力があるか項目一つひとつに至るまで詳細に確認すること。

時間も手間もかかりますから、

担当者には「この融資を通したい」熱意も必要でしょう。

また、事業者の側で補完する必要があります。

それは金融機関へ積極的に情報提供を行うことです。

どのような情報提供をすればよいかわからない方には、

私たち融資コンサルタントがサポートします。

普段から月に一度、資料を作って金融機関を訪問し、情報提供をするだけで、

「借りたいときに」「借りたい金額を」借りられるようになります。

「今より多くの資金を借りられるようになりたい」と希望する経営者に、

「そのお手伝いができます」と伝えると、顧問契約を獲得しやすくなるでしょう。

このブログは融資コンサルタント協会を主催されている
東川仁先生のメールマガジンより抜粋したものです(一部、加筆修正しています)

この記事を書いた人
おおもと経営オフィス 代表
大本 佳典

大本佳典【公式】 / Yoshinori Oomoto
おおもと経営オフィス 代表
1993年より企業経営に携わる、「経営者の心に寄り添う経営コンサルタント」
[経歴と実績]
経営戦略立案、融資サポート、ビジネスコーチングの専門家。年間のセミナーなど登壇回数は100本超え。
北海道商工会議所連合会エキスパートバンク登録専門家、北海道商工会連合会エキスパートバンク登録専門家として活動。
[趣味]
美味しい料理と日本酒を楽しむこと、写真撮影。
北海道を愛車の MINI COOPER で走り回ること。年間走行距離は20,000km超。
[ブログについて]
経営者の皆様に寄り添い、実践的なビジネス戦略や心構えについて発信してます。
失敗と復活を経験した視点から、北海道の企業の成長と発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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