わたしのささやかな体験をご紹介します。
数年前、あるプロジェクトが終わりやれやれと思っていたのですが、次の仕事が入ってこないまま2ヶ月、3ヶ月と時間が過ぎていきました(汗)
原因は忙しさを理由に営業活動が止まっていたこと、他にもいくつか思い当たることがありました。
高校・中学の娘が3人いる身の上では、だんだんと不安になってきます。蓄えがたくさんあれば余裕なのですが、さすがに限界があります。
人はお金がなくなるとお金のことしか頭に浮かばなくなります。不思議とそうなる。
目先の利益だけを追いかけるようになり、「利益になるなら何でもやるわい!」と肝心なことを後回しにするようになります。
利益至上主義の会社からは当然お客さんが離れていきます。
友人関係でも自分のことしか考えない人には近づきたくないですよね。
すると資金繰りがますます厳しくなるという悪循環にはまっていくのです。
恥ずかしながら以前つとめていた会社でたくさん経験しました・・・
わたしはメンターの言葉を思い出しました。
「たとえピンチに立たされても、現状を素直に受け入れ、明るく働くことです。そうすると自然と道がひらけ、助け人が現れたりして、新しい仕事が出てきて収入が増え人生も変わってきます。」
「あせりが心にあって暗い気持ちで生活していると、よい仕事も、救い主も現れません。むしろ悪い者が寄ってきて道をふさいでくるでしょう。」
この言葉を思い出し、気持ちの転換をしなくてはいけないと思い直しました。
先々を考えると不安になるので、できるだけ考えないようにして、目の前の仕事と人が喜んでくれること、そして営業に集中しました。
数日してある方から突然電話があり、ある事業に関わってほしいと依頼を受けました。
次の仕事が入ってきたのです。
自分の気持ちを暗くしないように楽天的に、ある意味「運を天に託す」つもりでいたら助け人が現れたのでした。
正直、このときはホッとしたものです。
同時に気持ちの持ち方で状況が変わるのだと感じました。
明るい気持ちでいると表情も明るくなり、周りの人も「この人なら仕事をたのもう」となるでしょう。
逆に暗い気持ちでいると表情は暗くなります。暗い人には仕事を頼もうとは誰も思わないでしょう。
あなたはいかがでしょうか。
また社員さんのいる会社にあっては、社長が暗い顔をしてピリピリしていたら、この会社は大丈夫なのかと不安になるでしょう。
不安な気持ちで仕事をすると、モチベーションが上がらずミスも連発します。集中力がそがれるからです。
社長はたとえ不安を抱えていても「大丈夫だ!まかせておけ!」と社員の前ではカラ元気を出すくらいでいいのです。
(これも以前つとめていた会社で経験しました。)
「物事は追うと逃げだし、離すと寄ってくる」とは、何かを得ようと目先の利を追いかけると、求めるモノは逃げていき、利を考えないで行動していくと不思議と求めるモノを得ると理解しました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。